永代供養墓の契約期間はどれぐらい?

永代供養墓の契約期間はどれぐらい?

多様化する社会の中でどうしても問題になりがちなのがお墓の管理です。
特に親世代が亡くなり若年層だけになると、転勤や引っ越しなどで管理自体ができなくなってしまうこともあります。
そんな人の強い味方となってくれるのが永代供養墓ですが、実は期間があることについて知っている人はあまり多くありません。
そのためまずは永代供養について事前に知っておく事が重要です。

 

そもそも永代供養とはなんなのか

〇永代供養とは
引っ越しや転勤などで物理的にお墓から遠くに離れてしまったり、年令を重ねたことによりお墓の管理が難しくなった人に変わって、お寺や霊園が管理や供養を行ってくれることです。

〇メリット
一般的な管理などに比べると次のようなメリットがあります。
★まずなんと言っても費用が安い点です。
永代供養と同じような言葉で永代使用というものがありますが、こちらは費用を支払い、土地を永代に使用する権利を手に入れるもので、通常の土地売買のようなものに当たるため、高額な費用が必要となります。
一方永代供養は納骨の方法によって異なりますが、場合によっては永代使用の半額以下で済む場合もあります。
そのため年令を重ね、管理が難しくなった場合は、費用対効果を考えて永代供養を検討するのも一つの手です。
★また永代供養されているからと言ってお参りができなくなるわけではなく、いつでもお参りを行うことは可能です。
特に屋内型の永代供養であれば暑い夏や雨の時などでも天気に左右されることなくお参りを行うことが可能です。
その他にも様々なメリットがある一方で、大きな落とし穴もあります。
それが永代供養墓の期間です。

 

永代供養は永遠に管理してくれるわけではない

永代供養というと永遠にお墓の管理をしてくれると思いがちですが、実はそんなことはありません。
お寺も管理する場所の都合上、一定期を過ぎた遺骨は別の方法で管理されることになります。
その一定期についてですが、管理するお寺によってまちまちで、一般的には33回忌を上限とする事が多いです。
しかし17回忌や50回忌など大きく異なるため、契約時点で確認しておく事が重要です。
その期間が過ぎた後は他の遺骨と混ぜて合祀されたり土に埋葬されたりと方法は様々ですが、ちゃんと供養はしてくれるので、特定の方法で埋葬してほしい場合以外はお寺に任せておく方が無難です。
どの場合においても契約時点でしっかり説明してくれますが、後日契約内容の変更を行いたい場合は再度契約や費用が必要であることもあるため、親族などでしっかり打ち合わせを行い、永代供養を依頼することが重要です。

 

その他の永代供養に関する注意点

その他の永代供養に関する注意点として、手続きの複雑さがあります。

〇墓じまいの手続き
まだお墓を持っておらず、最初から永代供養を依頼する場合は比較的簡単に手続きを行うことができますが、既にお墓を持っている場合、まず墓じまいと呼ばれる手続きをしなければなりません。
これはお墓を撤去して土地を墓地の管理者に返還するもので、市役所等への届出や石材店への墓石の撤去依頼、新しく埋葬するお寺への連絡など長期に渡って様々な手続きが必要となります。
基本的に墓地の管理者が事前に説明を行ってくれますが、市役所等への届出を忘れてしまうと罰則の対象となってしまうこともあります。
そのためある程度余裕を持って手続きを行うよう心がけておかねばなりません。
既にお墓から遠く離れた地域で生活を行っている場合は年末年始やお盆などのまとまったお休みが取れる時期に手続きを行うのも良いでしょう。

〇まとめ
永代供養には自身で管理を行う必要がなくかかる費用も比較的小さいというメリットがあります。
しかしその一方で既にお墓を持っている場合は時間の係る手続きが必要であったり、永遠に管理してくれるわけではないといった注意点も存在します。
それらのメリット及びデメリットをしっかり勘案し、永代供養を依頼するかどうかの判断を行うことをおすすめします。